福岡大学商学部とこととば那珂川の連携事業として
「まちを元気にしようプロジェクト」というテーマのもと、学生のみなさんに
授業を通して博多南駅前ビルの活性化企画に取り組んでもらいました。
その成果を発表していただこうと2016年７月７日に、
実際に那珂川町の博多南駅前ビル内でプレゼンテーションしていただくことになりました。
当日は30名を超える学生及び関係者の方が大集合。
学生のみなさんもいつものラフな装いから一変、スーツ姿で登場です。

一番目に登場したのはチームビタミンのメンバー。
“つながる”をカギにしたブックカフェというアイデアを提案してくれました。
メッセージを添えて寄贈された本が、いろんな思いをつなぐという素敵なストーリー。
売上予測や経費まで、なかなか具体的なアイデアが満載です。

次に登場したのは、那珂川ライフスタイル提案チーム。
「おしゃピク」＝おしゃれなピクニックという新たな切り口で、
博多南駅前ビルを拠点に那珂川町全体のイメージをつくったり
交流事業を広げていったりしようという展開。
アウトドアという視点がユニークなアイデアです。

そして、「博多南猫カフェ」チーム。
博多南駅ビルを拠点に猫カフェを経営してみようという発想。
プレゼンテーションに使われたスライドの全てに猫があしらわれていて
聞いている側も、だんだんと猫の可愛さに魅了されてきました！

次は、那珂川町に「ゲストハウスをつくろう」という企画。
外国人旅行者の増加による福岡市内の宿泊施設の不足など
データに基づいた企画。その調査・分析力には驚きです。
博多駅から新幹線で９分のアクセスを考えると納得の企画です。

寺小屋プロジェクトは、メンバーのみなさんの実体験から発想されています。
子どもたちに向けた塾では、那珂川町近辺に住む大学生を採用予定。
韓国語のニーズは、韓国旅行がきっかけのアイデア。
通勤利用の多い駅前ビルとしては、大人の学び場という案も現実的でした。

最期を飾ってくれたのは、元気満点の男性メンバーが揃ったチーム。
テーマは、ズバリ「居酒屋をつくる」。
博多駅に訪れる出張の方々に、那珂川町らしさ満載のサービスを届けるお店。
にぎわいづくりに一役買ってくれそうな案でした！

そして、那珂川町都市計画課の桐谷課長、博多南駅前ビル管理事務所の豊田所長、博多南駅前を考える会の春田会長、tensen実行委員会（ﾄﾘﾆﾃｨﾊﾞﾚｴｽｸｰﾙ）の石﨑 幸さんの４名に講評をいただいて、優秀賞を選出していただきました。
結果は・・・・どの案も素晴らしいということで、
結局、一案に絞るこむことができずに２チームに決定です。

優秀賞に選ばれた２つのプロジェクトは、今後、学生さんにインターンシップでこととば那珂川に来ていただき、実際に、実施する予定です。

優秀賞に選ばれたチーム・ビタミン。
オペレーションまでしっかり考えられたブック・カフェ企画が、
今すぐにでもやれるのでは！と、好評を集めました。

そして、２組目に選ばれたのが那珂川ライフスタイル提案チーム。
“おしゃピク”という新しい言葉は、講評メンバーも初体験のようですが
自然豊かな那珂川町での可能性は高いという評価。
また、町全体を巻き込んでの展開も魅力的でした。
（写真の中では、メンバーお一人が既にお帰りになっておりました！ごめんなさい）

プレゼンテーション後は、学生さんたちと町のみなさんとで懇親会。
今回、いただいた若い発想は、町のこれからに役立てるようにしっかり育んでいきたいと思っています。