2017年秋にスタートした町の観光プログラム「なかがわよかとこ発見隊」。
全17の彩り豊かなプログラムが実施されています。
そこで今回は、そんな「なかがわよかとこ発見隊」の第1回目を飾るプログラム「私だけの万華鏡作り」に行ってきました。
覗き込むとキラキラとした美しい世界が広がる万華鏡。
少し回転させて角度を変えたり光を当ててみるだけで、その不思議な世界はどんどん表情を変えていきます。
そんな万華鏡を自分の手で作ってしまおう、という今回のワークショップを主催したのは、那珂川町南畑のステンドグラス工房「ウェーブGグラス工房」の後藤ゆみこ先生。
後藤先生は南畑にあるこちらの工房を拠点としてステンドグラスのデザインや制作をされています。
工房の周辺や入口には、後藤先生の作品がずらりと並んでいます。
一体どんな万華鏡を作れるんだろうと参加者のみなさんの表情もキラキラと輝いていました。まずは簡単な説明を受け、工房の中へと向かいます。
工房の中は広くて日当たりも最高!
さっそく万華鏡の筒の部分を作っていきます。
この細いガラスを、8枚、それぞれ自由に選んで並べます。
裏表で色や模様が違っていたり、並べ方によって雰囲気が変わったりするので、みなさん真剣に選んでいました。材料のガラスにもひとつとして同じものはないため、それぞれの個性に溢れた世界にひとつだけの組み合わせができていきます。
早く終わった人からどんどん次の工程へ。
先生にお手本を見せてもらいながら、先ほど選んだガラス板の周りに金色のテープを貼っていきます。
黙々と手を動かす参加者のみなさん。
すっかり集中しています。
これで下準備は整いました。
次はこの8枚のガラス板を裏返しにしてハンダゴテで仮留めしていきます。
間違えないように慎重に慎重に進めていきます。
数カ所しっかりと固定したらここからは先生の出番。
少しずつ少しづつガラス板を丸くしていきます。
きれいな円筒ができたところで先生からバトンタッチ。
ここからは再び自分でハンダゴテを使って作業を進めていきます。
さて、そろそろこちらの材料も気になるところ。
この右下の丸いケースをつかって、万華鏡の中身、キラキラの部分を作っていきます。
ビーズやガラス片、南畑で採れた木の実など自分だけの宝物を集めて選びました。
そうしてできたキラキラのケースにちょっと一手間。
この一手間を加えることで、キラキラの動きがゆっくりになって万華鏡をより楽しむことができるんだそう。
ここまでできたら、もう1度先生にバトンタッチ。
それぞれの円筒に三角のミラーをはめ込んで、今つくったキラキラのケースを繋げてもらいます。
これでそれぞれの「私だけの万華鏡」の完成です。
さっそく万華鏡を覗いてみるとみなさんこの表情!
自分の作った万華鏡だけでなく、思わず他の人の作った万華鏡も覗いてみたくなってしまいます。
ためしに小学生の女の子が作ったこちらの万華鏡を覗かせてもらうと、
こんなに素敵な景色が広がっていました。
最後はみんなでお茶をしながら後藤先生とお話しタイム。
おいしいケーキに話もはずみます。
万華鏡づくりの間ずっと見守ってくれていた看板犬のみんなも、「またきてね」と少しさみしそうな表情で見送ってくれました。
なかがわよかとこ発見隊では、まだまだたくさんのイベントを開催中。
気になるイベントがあったらぜひ足を運んでみてください。