七飯町(ななえちょう)をご存知ですか?
北海道の南部、函館市の隣に位置する七飯町、
実は那珂川町との共通点がたくさんあるんです!
七飯町は近代農業の発祥である伝統を受け継ぐ農業先進地域であり、
リンゴの生産地として広く知られています。
また、酪農や畜産も盛んに行われており、
優れた自然環境や清涼な水と空気に恵まれた町として発展しています。
2016年3月26日に開通した北海道新幹線は、
新青森と札幌を繋ぐ待望の路線。
一足先に新青森ー新函館北斗が開通し、
2030年には新函館北斗ー札幌も開通の予定です。
北海道新幹線の開通を記念した《新幹線車両基地日本縦断ツアー》は、
七飯町の自治体が募集した町民10名と七飯町役場の方々が
北海道から九州まで新幹線で縦断する
名称だけでもとてもワクワクする企画です。
なぜこういった企画が開催されたかというと、
この北海道新幹線の総合車両基地である「函館新幹線総合車両所」があるのが、七飯町。
そして、その日本縦断ツアーの見学先のひとつが
那珂川町の誇る「博多総合車両所」だったのです。
そこで、こととば那珂川は、七飯町のみなさんと一緒に車両所に見学に行き、
那珂川町の魅力を伝えるおもてなしツアーを開催しました!
那珂川町からは那珂川おもてなし隊のみなさんが参加してくれました。
まずはじめに、博多南駅で七飯町のみなさんをお出迎え。
七飯町のみなさんは「北海道新幹線開通」の法被姿でのご登場でした。
博多南駅前ビルの4階で交流会を行いました。
那珂川町からの歓迎の挨拶を終え、さっそくお昼ごはんです。
昼食は那珂川町の「里山彩菜」高木さんにご協力いただいた
オリジナル弁当をご用意しました。
郷土料理のかしわめしに
那珂川産の無農薬野菜を使用したお煮付け、卵焼きなど。
そしてお弁当の包装紙には新幹線ふれあいデーの「なるほどネ!なかがわ」のイラストで
特別仕様に!
お弁当に入っているタケノコを見て驚く方も。
なんでも北海道では「笹竹」や「姫竹」と呼ばれる笹の若芽が主流で、
とても細くて小さく、山菜と同じように売られているんだそう。
わたしたちが普段よく目にするタケノコは孟宗竹という種類で、栽培の最北部は函館。
なので孟宗竹のタケノコはあまり目にしないようです。
また、北海道も福岡も海に縁のある土地ですが、
なんと七飯町も那珂川町と同じく海に面していないとのこと。
しかし那珂川には川が、七飯町には湖が。
七飯町にある「大沼国定公園」は日本新三景の一つでもあるんです。
そんなちょっとしたところから会話も弾んで、
七飯町を愛するみなさんと那珂川町を愛するみなさんの間では
様々な共通点や、はたまた違いなど、どんどん盛り上がっていきました。
そしてやってきました、アピールタイム!
七飯町と那珂川町がそれぞれ自分たちの町をアピールします。
七飯町からは町の魅力や特産のびっくりするほど美味しいリンゴジュースなどを
ご紹介いただきました。
さて、あっというまに博多総合車両所の見学の時間となりました。
博多総合車両所は言わずもがな、JR西日本の新幹線車両が配置されている車両基地、
そして車両工場です。
「新幹線のホームドクター」とも呼ばれており、新旧混在した多形式の車両検査修繕技術と
日々のたゆまぬ努力によって新幹線の安全運行を支え続けているのです。
見学ではまず、博多総合車両所がどんなところなのか、どんなことをしているのかを
映像などを観ながら分かりやすくご説明いただきました。
室内には大きなジオラマや本物そっくりの運転席まで!
七飯町のみなさんも那珂川おもてなし隊のみなさんも興味津々です。
説明が終わったら次はいよいよ車両工場の見学です。
ヘルメットと防護メガネを装着して、二列に並んで向かいます。
実はここから先は撮影NG!
整備中の新幹線を間近で見ながら、どのセクションでどんな作業をしているのか
説明していただきながらまわりました。
車両工場の次は、新幹線の着発点に向かいました。
あいにくのお天気でしたが、ちょうど車両工場から出て着発点へ向かう車両や、
車両工場にむかう車両も見ることができました。
ずらっと並んだ新幹線の姿はまさに圧巻です。
さて、次は上から車両基地の見学です!
展望台からは博多総合車両所はもちろん、さっき目の前で見た新幹線の着発点も一望でき、
那珂川町を見渡すこともできました。
質疑応答タイムでは、七飯町のみなさんの積極的に質問されている様子が印象的でした。
自分たちの町をもっともっと良くしていきたい、そのためにどういうことをすればいいのか
といった強い思いを感じることができました。
最後に全員で記念撮影。
これからもお互い、熱い思いを胸に頑張っていきたいですね!
七飯町のみなさん、博多総合車両所のみなさん、そして那珂川おもてなし隊のみなさん、
本当にありがとうございました。