架空のファッション誌の世界で、妄想を膨らませよう
自分のスタンダードを貫くのも格好良いけど、
時にはちょっと冒険してみても楽しいかも。春だしね!
と、いうことで、架空のファッション誌「favoriet」が、アフリカンプリントをいつものワードローブに迎えたくなる春の装いを提案します。妄想したのは3つのシーン。
あなたも「favoriet」の世界で、存分に妄想してみて!
会 期|2019年3月15日(金)〜3月31日(日)10:00〜19:00
入場料|無料
会 場|こととばギャラリー
〒811-1213 那珂川市中原2−120 博多南駅前ビルNAKAICHI1F
STYLE01 芸術鑑賞の日は、いつもより自由な装いで。
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STYLE02 春のデート、なに着てく?
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STYLE03 ピクニックには、カラフルコーデが最適!
展示中のお洋服たちは購入いただけます。お気軽にこととば那珂川スタッフへお声掛けください。
COOPERATION_ SAWASAWA, Ruli, THOMAS MAGPIE
PHOTOGRAPHY_ Anna Higa
STYLING_ Anna Higa
STYLING ADVICE_ kiiko (intoxic)
MODEL_ Ayako Aramaki
COMPOSITION_ Anna Higa&Ayako Aramaki
アフリカンプリントの魅力
こんにちは。今回の展示を企画したこととば那珂川の比嘉です。
アフリカンプリントとは「キテンゲ」や「パーニュ」などと呼ばれるアフリカ各国で洋服などに用いられる布のこと。
私の思うアフリカンプリントの魅力、それはこの不思議なモチーフたちです。「なぜこのモチーフもってきた!?」とついつっこみたくなるモチーフが多くデザインされているんです。
このユーモア溢れる可愛さはいったいどこから来たのか?その謎についてお答えいただいたのは、展示で素敵なお洋服たちを提供してくださった SAWASAWA の齊藤 舞さん。アフリカンプリントの辿ってきた道のりは、意外なところから、意外な歴史を経てやってきたものでした。
舞さん、今回はSAWASAWAのお洋服たちを提供いただくなど、たくさんのご協力をありがとうございます!アフリカンプリント、大好きなんですけど、実はその歴史をイマイチわかっていないんです。
そうですよね〜謎が多いアフリカンプリント。由来となったのは、インドネシアの伝統的な染色法、ろうけつ染め(ワックスプリント)。このろうけつ染めの布を機械でたくさん作ってインドネシアに市場をつくろうとしたのが当時産業革命が進行していたオランダです。だけどこのオランダが機械で量産した布たちはインドネシアでは売れず、これまた当時統治していた西アフリカで爆発的に売れたそう!
ほほ〜。もともと手染めが根付いていたインドネシアでは、機械で作られたものはなんだかしっくりこなかったのかなぁ・・・だけどそれがアフリカでは流行って!
そう。それからというもの、オランダで作られたワックスプリントたちは大人気で、西アフリカ諸国へ輸出され始めました。こうしてアフリカンプリントと呼ばれる布が誕生したのです!
3つの大陸がいろいろ混ざってなんだかこんなことになっちゃったなんて、意外だなぁ。
さて、つっこみたくなるモチーフについてですが、これを誰がデザインしてるのか、めちゃくちゃ気になります!

洗濯バサミ・・・!
そうそう、それがまた面白いんですよ〜。
今のところわかっているのは、ふたつのルーツ。ひとつは、インドネシアの伝統的なモチーフが大陸を渡ってアフリカ仕様に形が変わっていったもの。そしてもうひとつは、オランダのアフリカンプリントの老舗ブランド「VLISCO」が生み出したもの。
ふむふむ・・・
「VLISCO」とは、初めて聞きました。(スマホでググってみる)わーーー!めちゃくちゃおしゃれ!ちょっと!このアニメーション!布が出来上がるまでのプロセス、面白い、そして可愛い・・・・
わーこれも!テキスタイルデザインがアニメーションになってる!なんてこった!可愛い!(大興奮)
でしょでしょ〜!「VLISCO」が生み出すデザインは、ステータスになるような物や、有名人が身につけていた物がモチーフになることが多々あるようです。この「VLISCO」の布は今でも西アフリカ諸国で大人気でだそうで、デジタルプリントによる安価なコピー品もたくさん出回っているほど。
飛行機柄とか、扇風機柄のアフリカンプリントを見た事があるのですが、なるほど、それはもしかするとステータスを表現するものだったのか・・・?
妄想が膨らみますね。ちなみにそういったデザインは、「VLISCO」のデザイナーがアフリカで流行りそうなモチーフをリサーチして生み出されているみたいですよ!SAWASAWAのお洋服たちも、その多くはここの布を使って作っています。
そうなんですね!私、東アフリカのいくつかの国へ旅行したことがあるのですが、アフリカンプリントを着こなす女性たち、格好良くて憧れるんですよね。だけど私の普段の服装としてはちょっと着こなせる自信なくて。だから今回は、日常に取り入れやすいようなアフリカンプリントの着こなしを考えてみたんです!SAWASAWAのお洋服たちは、色柄がユニークなのにとにかく手持ちの服に合わせやすかった!
挑戦もしやすいですよね!
ちなみにこのアフリカンプリントは、現地では一家で6ヤードくらいを購入して、親子代々ドレスに仕立てていくのが昔からの習慣のようです。
へ〜!まるで日本の反物みたいですね。
舞さん、今回お話が聞けて、私のアフリカンプリント愛がアップデートされた感じです!テンションが上がりました。改めて、ありがとうございました!
SPECIAL THANKS!
「春のキブンはアフリカンプリント!」にご協力いただいた皆さまをここで改めてご紹介。
SAWASAWA————–
アフリカンプリントを使ってデザインされたお洋服たちは、どれも手持ちの服におさまりやすい!
HP: https://www.sawa2.com/
instagram: @sawasawa.mai
facebook: https://www.facebook.com/sawa2jp/
【関連イベント情報】
東京、大阪でも大人気!SAWASAWA「アフリカ布いち」が福岡にもやってくる!
日 時|2019年5月18日(土)〜2019年5月19日(日)
場所など詳細は、近日公開。ぜひSNSでチェックを!
Ruli————————–
アフリカンプリントを使ったショートパンツブランド。走るのが好きなデザイナーさん自身が、ランニングウェアとして作ったそう!ちょこっとお散歩とか、旅行にもおすすめ。
instagram: @ruli_offical
▼ステーショナリーブランドも展開されています!私も名刺入れやファイルを愛用中です。
Runo.Labo HP: http://www.runolabo.jp/
【関連イベント情報】
イベントの実行委員もされているRuliの田浦さん。
thought【https://www.thght.jp/】
=Market=
日 時|2019年3月30日(土)10:00〜17:00
場 所|太宰府天満宮内 文書館&旧東屋
衣食住のあらゆる分野において、主に九州で活動するブランドやクリエイターが中心となっておこなう合同展示会。最終日は、だれでも来場できるマーケットです。RuliやRuno.Laboにも、そしてふたつのブランドを手がける田浦さんにもお目にかかることができる!素敵な休日になること間違いなしです。
THOMAS MAGPIE——-
私も大ファンな、福岡発のアパレルブランドです。スタンダードな感じだけど、クールでおしゃれ!instagramで着こなしをチェックするのも楽しいのです!今回は、アフリカンプリントのお洋服に合わせたTシャツやスカートを展示中です。
HP: https://intoxic123.com/
instagram: @thomas_magpie_official
▼バッグのラインも可愛い!
instagram:@intoxic.official
\スタイリングアドバイスをいただきましたっ/
Kiiko 【instagram:@__kiiko.____】
intoxicでECを担当する元気いっぱいおしゃれ番長。
那珂川市出身。那珂川南中学校のバスケ部でした。